
予防接種
Vaccination
私たちの身の周りには、細菌やウィルスによって引き起こされる様々な感染症があります。こうした感染症の原因となるウィルスや細菌、または菌のつくり出す毒素の力を弱めてワクチンをつくり、これを体に接種して、その感染症に対する抵抗力(免疫力)をつけることを「予防接種」といいます。
「予防接種」には、一人ひとりを感染症から守るだけでなく、その積み重ねによって社会全体としての抵抗力(免疫)を維持し、感染症そのものの流行を抑える目的もあります。病気が流行していないので、予防接種はもう必要ないのではないか、という声が聞かれることもありますが、一人ひとりが抵抗力(免疫力)をつけているからこそ、流行が抑えられているのです。
「予防接種」には、法律に基づいて自治体が実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。
定期接種は公費となります。(対象時期を過ぎた場合は、自己負担が発生しますので、ご注意ください。)
任意接種は、自費となります。
定期接種は、感染力が強く、重症化しやすい時期に接種が推奨されていますので、忘れずに接種するようにいたしましょう。
任意接種は、任意であっても重症化の危険がないわけではありません。自費にはなりますが、当院では、できる限り接種されることを推奨いたします。
接種スケジュールや副反応ついてなど、ご心配やご不安なことがございましたら、ご相談ください。
なお、当院での予防接種は在庫管理の都合上、お電話にて事前予約をお願いしておりますので、お問い合わせください。
TEL:045-301-0171
※当院へ定期通院されている方々は、診察時にご相談ください。
※予約日に体調を崩された場合は、ご無理をなさらず接種を控えましょう。受診に切り替えることも可能です。
※ロタウィルスワクチン接種の前後30分は、授乳を控えてください。
※下記に記したワクチンは、〇印が定期接種、●が任意接種となっております。
※対象年齢や接種回数により、定期と任意が異なるワクチンもありますので、ご不明な場合は、お問い合わせください。
〇五種混合(HIb+四種混合)
生後2か月より開始。
生後2か月~7歳半未満が接種期間となります。
〇四種混合
生後2か月より開始。
生後2か月~7歳6か月未満が接種期間となります。
〇Hibワクチン
生後2か月より開始
生後2か月から5歳未満が接種期間となります。
〇小児用肺炎球菌
生後2か月より開始。
生後2か月~5歳未満が接種期間となります。
〇B型肝炎
生後2か月より開始。
生後2か月~1歳未満が接種期間となります。
●B型肝炎(任意)
●A型肝炎(任意)
〇ロタリックス
生後2か月より開始。
※1回目は14週6日まで。4週間の間隔をあけて、計2回経口摂取となります。
※生後6週~24週が摂取期間です。
〇ロタテック
生後2か月より開始。
※1回目は14週6日まで。4週間の間隔をあけて、計3回経口摂取となります。
※生後6週~32週が摂取期間です。
〇BCG
生後5か月から8か月の間に開始
1歳未満までが接種期間です。
〇水痘
1歳~3歳未満の期間に2回接種します。
1回目と2回目は、6か月以上間隔をあけてください。
●水痘(任意)
〇MR(麻疹・風疹混合)
1歳0か月に開始、2回接種。
1回目は、1歳~2歳未満。2回目は、5歳~7歳未満。
※小学校入学前までには、2回目接種を終了するようにしてください。
●MR(麻疹・風疹)(任意)
〇日本脳炎
1期→3歳0か月開始。3歳~7歳6か月が接種期間。
2期→9歳0か月開始。9歳~13歳未満が接種期間。
●日本脳炎(任意)
〇子宮頸がん
定期接種の対象年齢は、小学6年生~高校1年生にあたる方。救済措置等、国の法改正により変更がある場合もございます。HPにてお知らせいたします。
●おたふく
1歳0か月~7歳の期間に、2回接種。
1回目と2回目は、2~4年あけてください。
●〇インフルエンザ
生後6か月より、接種可能です。13歳未満は、2回接種となります。1回目と2回目は、2~4週間の間隔をあけてください。
横浜市内在住の65歳以上の方は、一部公費負担となります。いずれも、毎年秋頃に詳細をHPにてお知らせいたしますので、ご確認ください。
●〇新型コロナ
横浜市内在住の65歳以上の方は、一部公費負担となります。
※今期の高齢者新型コロナワクチン予防接種は、実施期間が令和7年2月28日まで延長となりました。
●帯状疱疹
50歳以上の方が対象です。接種回数は2回です。2回目は、1回目から2か月の間隔をあけます。最長の間隔は、6か月までです。当院では、シングリックスを接種いたします。
●〇成人用肺炎球菌
詳細は横浜市HPよりご確認ください。
●破傷風(任意)
●その他のワクチンについても、ご相談に応じております。
※渡航前のトラベルワクチンの場合は、渡航先の地域特性により変わりますので、期間に余裕を持ってご連絡をください。